扶養問題

朝4時半に起きて、3番目の子供のお弁当を作ります。まだ、家族が寝静まっているので、なるべく音を立てないように、子供3人分と主人の分の朝ごはんの準備をします。1番上のお姉ちゃんに、朝ごはんの準備の仕方について書置きのメモを残し、そこから自分の身支度をして、朝6時の電車に乗に乗れるように玄関を出ます。平日の3日間だけ、隣駅のビジネスホテルの朝食サービスのアルバイトをしているのですが、子供3人分の養育費の貯蓄を考えると、私自身転職をして、もう少し働ける時間を増やすべきか悩んでいます。

と、ハローワークの相談窓口で語るA子さんは、下は小学3年生から、上は高校1年生の3人のお子さんと、都内の有名企業に勤めるご主人の、5人家族を切り盛りし、毎日、家事育児に奮闘するママさんです。転職をするべきかどうか、ハローワークに相談に来たのは、初めてだそうで、現在は週3日ほどの、アルバイトとしてホテル勤務をしているそうです。ホテル勤務とは言いますが、早朝の朝食バイキングのスタッフとして、数時間ほど働くと、お昼過ぎには自宅に戻り、家事をこなす毎日なのだそうです。ハローワークでの相談は、養育費を稼ぎたいのですが、夫の扶養の枠を考えると、このまま扶養内での働きに収めた方が得なのかどうか悩んでいるのだそうです。

扶養内の枠に収めるという事は、税金と社会保険の法律的な絡みがある上に、プライベートな収入額を実際に話し合わなくてはならないので、なかなか親しい友人関係の間柄でも、気軽には話にくいというのが現状です。

ご主人の年収と、妻の年収額によって、「配偶者控除」もしくは「配偶者特別控除」というものが受けられるのですが、「扶養の枠内」と呼ばれている枠には、「税制上」の枠と、「社会保険上」の枠が存在するので、多くの人が、その適用額に混乱してしまうのはその2つの枠の存在に起因します。

多くの女性の場合は、家庭と仕事のワークバランスを考え、扶養内を選択する女性が多い傾向がありますが、自分の職場を得たいと女性の自立を考慮し、長期的なキャリア面を重要視した上で、あえて扶養を外れた働き方を選択する、女性も増えつつあるようです。

働き方は十人十色とは言え、扶養の枠に翻弄される、働くママは、まだまだ多くいるのが現状です。